二重基準 2015 5 16

 オバマ政権の本音は、
プーチン大統領の来日を阻止しようと思っているかもしれません。
 それは、ロシアがクリミア半島を「併合」したので、
先進国は結束してロシアに圧力をかけなければならないと思っているからでしょう。
 しかしながら、中国が南シナ海を「併合」しようとしているのに、
オバマ政権は、圧力をかけるどころか、見て見ぬふりをしていています(2015年当時)。
 つまり、オバマ政権の外交政策とは、
ロシアに対してはライオンのごとく吠え、
中国に対しては「借りてきた猫」のように「おとなしい」というものでしょう。
 オバマ政権の政策担当者たちは、
潜在的に社会主義に親近感を抱いているからこそ、
そういう政策を取るのでしょうが、
民主主義と資本主義を推進する日本としては、大いに不満があるでしょう。
 日本政府としては、中国とロシアが結束して「一体」とならないように、
つまり、ユーラシア大陸に「覇権」が発生しないように、
中国とロシアを分断させるために、
プーチン大統領の来日を画策しているのです。
 アメリカが「世界の警察官をやめる」と言った以上、
日本としては、世界のどこにも「覇権」が発生しないように、
つまり、常に権力が分散するように、
世界の「多極化」を図らざるを得ないのです。























































































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